年齢・身長/外見年齢26歳・172cm
一人称/俺
二人称/あんた、お前、呼び捨て
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ものぐさで面倒くさがり屋な、いつも目隠しをしているウィザードの青年。
自分から動こうとする事はごく稀で、大概誰かに引っ張られたりどやされてようやく動く。
他人に対しての干渉も自分からは殆どせず、基本的に面倒事は避けようとする。
対人関係においても億劫な様子を隠さないため、あまり人好きされるタイプではない。
ただし、面倒事を避ける性質からか必要以上に邪険に扱うこともまた無い様子。
ギルドの仲間にも他ギルド、一般人にもその態度は変わらず一貫している。
善悪や人の生死にはドライな視点を持っており、のらくらしながらも現実主義な部分を持っている。
自ら略奪や盗賊行為を働くことはあまりないが、手伝えと言われたら場合と気分によって手伝うらしい。
また、魔道書や魔法に関する仕事にはやや積極的に動く。
いつもはベネトナシュの拠点に篭もり、始終ぐうたらするか、極まれに魔法の研究をしている事もある。
目隠しをしている目は「魔法で周りの景色を見ている」と周囲には言っているものの、
実際は完全な盲目。気配と空気の流れで周囲の状況を把握して動いている。
本人に言わせれば見えているのとほぼ変わらずに生活を送れているため、
あえて他人に舐められるような事実は知られたくないがゆえの嘘らしい。
ただ、色に関しては把握が難しいらしく、ややその関連の話には反応が悪くなる。
また、目隠しの布を取ろうとすると普段の様子からは打って変わって激しく拒絶・抵抗し、
今の所誰にも素顔を見せることなく生活を送っている。
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魔法は毒魔法を主に扱い、特殊な鉱石を使用した煙管でふかした煙を魔法の媒体にする事で、
威力や効果を底上げしている。一応煙管がなくとも魔法は使えるが、媒体がない分威力は落ちる。
毒の種類は様々で、じわじわ相手の体力を奪う遅効性の毒や、すぐに効き目を表す即効性の毒、
動きを鈍らせる麻痺毒、一定量を吸わせる事で意識を奪い昏倒させる毒など、種類は多岐に渡る。
また、逆にそれらの毒の解毒魔法も持ち合わせており、
中にはロカイユにしか解毒出来ない毒もあるという。
煙を媒体にしているため、密室や屋内、空気の流れが滞っている場所では有利に戦う事が出来るが、
逆に開けた場所や風通しの良い場所では毒の威力が弱まることと、
仲間がいた場合巻き込んでしまう事が多いという点が短所に尽きる。
ただし、事前に短時間毒に免疫の付く煙を吸わせる事で、後者は一応改善可能。
(やはり煙たいのでほとんどの人は嫌がるが)
基本的に魔法一辺倒なために素早さや体力はそこまで高くなく、
他職、特に前衛職の相手との単純な力比べではどうしても負けてしまうことが多い。
どうしても不利と判断した場合は煙幕状の煙を吹き撤退するか、
場合と条件によりけりで最後の手段として、煙を充満させた上での爆発(自爆)を起こす事が出来る。
また、ロカイユ自身が毒に対して耐性がある、というよりは、もはや毒と馴染むような体になっており、
血液や体液にも毒性が付いている上、その副作用により老いがとても緩やかになっている。
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出身はエストレージャとシュテルンの間にある辺境の村。
魔法の師でもある父親と二人で暮らしていたが、幼少の頃に父親が魔法の暴発を起こして亡くなり、
その時に受けた毒の呪いのせいでロカイユも目が石化し、失明してしまう事となった。
また、毒の影響か片目に毒々しい色の鉱石の花が咲き、それを見た村人に忌み恐れられて村を追われ、
幼い身ながら盗みや身売りなどをしながら生きてきた。目隠しもその頃から花を隠すために着用している。
騙し騙され搾取される世界に幼少から身を置いていた影響もあってか、今でもやすやすと他人を
信用する事が出来ず、特に率先してロカイユを悪魔だ化物だと罵り村から追い出した神父のトラウマのせいで
神職、聖職者に関しては今でも必要以上に警戒し、距離を置こうとする傾向にある。
ちなみに現在でも石化した目の毒の呪いを解呪するための方法を探っており、
魔法関連の仕事に積極的なのはこれに由来している。
■資料(随時増えるかも?)
コートには外行き用で裾がやや短めのもの(設定画のもの)と、
裾が長くずるずる引きずるものぐさ用(上のデフォルメのもの)があるらしい。
目の呪いや過去についての詳細はこちら→
【付箋】